元町から時任町に移転新築の高橋病院開院

湯の川クリニックとの連携

   湯の川クリニックは新病院と距離的に近くなりますので、こちらで保有している検査機器も使いやすくなります。入院等も地域的に近いので、連携も取りやすくなると思います。こちらを退院される患者さんを湯の川に紹介できるとも思います。

  旧病院はクリニックとして残そうという話もあったのですが、老朽化が激しくて手直しにも相当なコストがかかるということで、現時点では新病院に機能を集約して、旧病院の跡地については新病院が落ち着いた時点で介護施設としての展開等も視野にいれながら考えていきます。

■湯の川クリニック

 これまでお世話になってきた西部地区ですから、できる限り地域の方にはご不便をおかけしないようにと思っています。西部地区の旧エリアの患者さんはご自宅から新病院までデマンドバスの送迎を行います。旧エリアの患者さんの96%の方は新しい病院に通っていただけるということで大変ありがたいと思っています。

 旧病院は函館の端でしたから職員も通いにくかったようで、新病院に移って便利になったという声もありますし、職員は新しいところで働きたい、患者さんは新しい病院で診てもらいたいというお気持ちもあるのかもしれません。

患者への酒類提供

 以前から職員のアフターファイブ用に職員専用ラウンジの自販機にビールなどのアルコール類を用意できないかと考えています。車で通勤している職員は車を置いていけばいいし、そのまま本町に飲みに行ってもいい。大人なのですから節度とマナーを守ることが大前提です。夕方5時を過ぎたら、みんなで仕事でもプライベートなことでもディスカッションするような時に何か飲みたくもなると思います。幹部職員の考え方が昭和の発想というかちょっと古いのではと私は思っているのですが、まずは職員にお酒を開放してもいいのではと思っています。

 次の段階として、治療に害するなら問題ですが、リハビリを目的とする病院では、患者さんが家にいる時とは違う環境に出来るだけしないということが大事だと思うのです。

 私たちがマスクを外したのは医療機関のなかでもップの方です。マスクをずっと付けていると抵抗力、自然の免疫力が落ちる。私も事務部長も看護部長も先頭に立ってはずして職員も追随しましたが、感染上何も変わらない。患者さんも職員もマスクをするのは自由ですから、そういう自由を認め合う。なんでも「常識」という保守的な枠にはめて考えない柔軟な発想がこれからの時代では大事なのではないでしょうか。

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