元町から時任町に移転新築の高橋病院開院

新病院のフロア構成

■時任町に新築移転した高橋病院

 土地面積は旧病院の1.5倍から1.6倍の広さです。

 1階は外来を中心に検査部門。地域医療や在宅介護との連携の要である総合支援センターがあります。それと地域交流の場としてのコミュニティスペースをつくりました。

 2階は回復期リハビリテーション病棟を2棟用意して、それぞれ40床で計80床。その病室の間に直接病棟と出入りできる当院の要となるリハビリテーション室を配置しています。ご家族もリハビリの様子が見られるようなスペースも用意しています。

 3階は旧病院からあった地域包括ケア病棟が39床。それに60床の介護医療院を備えています。地域包括ケア病棟は在宅療養支援病院としての機能も担っています。

 外から見ても分かりますが、病院の建物2階と3階には外に飛び出してギザギザになっている部分があります。これは院内で感染が起きても、この部分を閉鎖して治療できる建築工法上でクラスター型という形です。特定の集団内での感染というクラスターではなく、ブドウの房を意味する言葉です。今後新たな感染症が流行した場合、それに対する対抗策とも言えます。

最上階の4階は管理棟で会議室や厨房、職員の福利厚生となる職員用ラウンジを用意して、食事や会話などで自由に寛いでもらう。職員用ラウンジは24時間開放しています。職員用と患者さん用の展望デッキもあります。

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