内科・外科・救急科を標ぼう、幼児から高齢者まで 診察を重視、疾患の原因を考えるクリニック

医療法人社団 たからまち総合診療クリニック 理事長 玉城 耕平 

専門化により高度医療が進む半面、この症状はどの診療科の病院、クリニックに診てもらえばよいのか判断がつかないことも多い。4月3日、宝来町の電車通りに開院した『たからまち総合診療クリニック』は、総合診療をクリニック名に冠し、内科・外科・救急科を診療科目に標ぼう、広く幼児から高齢者までを診療する。玉城理事長に総合診療の意味とクリニックが目指す医療について聞いた。

 

玉城 耕平 院長

クリニック名にも使われている総合診療について教えてください。

 「プライマリ・ケア」「家庭医療」などと並んで使われることが多い言葉ですが、簡単にいってしまえば年齢や性別、専門とする臓器(病気)を限定せずに診察を行い、健康に関する疑問に答える医療分野のことを指します。

貴院ではどのような診療を行うのでしょうか。

  生活習慣病をはじめとする内科一般に加え、軽い傷の処置を含めた外科対応、急な発熱や腹痛といった急性期疾患の初期対応をおこなっていきます。診察した上でより詳細に診察・治療する必要がある場合は、専門医に紹介させていただきます。

患者さんがご希望する病院があれば、そちらへの紹介を優先させていただきます。

診療科目には救急科も標ぼうしていますね。

 救急科は「医療への入り口」としての役割もあるため、診療内容がよりイメージしやすいように標榜しております。当院では小児から高齢者の幅広い年齢層の発熱や腹痛など急な症状や軽いケガの診察・初期対応を行います。

成人やご高齢の方が患者さんの対象になるのですか。

 成人やご高齢の方に限らず小児、特に急性期疾患(発熱・腹痛・ケガなど)の診察・初期対応をおこなっていきます。

急病でも診ていただけますか。

受付(左)と待合室

 あくまで診察時間内に限りますが、急な発熱や腹痛といった急病も診察させていただきます。ただ何分一人で診察を行っていますのでどうしても急病でもお待たせしてしまうことがあります。また全身状態によっては診察を早めるために予約の方をお待たせすることもあります。当院を受診される皆様には上記についてご理解・ご協力をお願いします。

どういう症状の時に診てもらえばいいのでしょう。

 どんな症状でも診察させていただきます。まずはご相談ください。

 先生ず目指すクリニックとは?

 年齢・性別・症状問わず、西部地区のすべての皆様の「医療の入り口」でありつつ、皆様の健康に長く寄り添うことのできるクリニックを目指しています。気になる症状があるけどどこに受診したらいいかわからない方、かかりつけ医がなくて困っている方、一度当院にご相談ください。

先生はどうして医師を志したのでしょうか。

  今はもう落ち着いていますが、僕自身小児喘息で病院を受診する機会が多かったです。そういった経験から医療に興味をもち、現在の道を志しました。

左から診察室・処置室・検査室


(取材日:2023年3月6日)

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