特集14 街のクリニックの身近さと2つの診療科目併設のスケールメリットに注目

あんざいクリニック 安斎 由紀子 副院長
函館市本通3丁目27番6号 TEL 0138-30-7500(予約専用)
http://www.anzai-clinic.com/
あんざいクリニック 安斎 治一 院長

 

toku_071120_anzaiclinic_012007年9月26日、函館市本通3丁目に開院した、あんざいクリニックは小児科と内科の診療を行っています。それぞれの科の入り口は別々で独立する形をとりながらも、院内では中央に円形の共通の受付カウンターを設けて連動しており、お互いの科を行き来できるようになっています。
この新しい形のクリニックには、患者にとってどんなメリットがあるのか、小児科を担当する安斎藤由紀子先生と、内科医の安斎治一先生にお話しをうかがいました。


「メディカルページ 平成19年度版」(平成19年11月20日発行)の冊子に掲載された記事です。※院名や役職、また内容についても取材時のまま表記しています。

小児科を担当する安斎藤由紀子先生はこれまで国立病院などで勤務。医師として、また現在は子育て真っ最中の母親としての経験を活かし、医療から育児の相談まで幅広く対応されています。内科担当の安斎治一先生はこれまで中央病院に勤務し、糖尿病や甲状腺の病気などの診療にあたっておられました。
あんざいクリニックでは小児科と内科の入り口を別にして、小児科、内科それぞれの独立性を確立、さらに小児科では一般の入口の他に、おたふく、水ぼうそうなどの感染症の患者さん専用の入り口を設けたり、待ち時間を少なくできる予約システムも導入しています。このシステムは電話や携帯電話、パソコンなどからアクセスが可能で、院内や駐車場での混雑をさけることができると好評です。


小児科ではどんな診療をされていきますか?

子どもというのは小さい大人ではありません。大人のものさしをただ小さくしてあてはめればいいということではありません。子どもには小児特有の症状があり、やはり専門的な診断が必要になります。また、このクリニックのスタッフには子どもを持つお母さんが多く、私自身も子育て中ですので、より身近な存在として感じていただけるのではないかと思っています。そして、病気の他にも様々な相談事にも積極的に対応していきたいと考えています。お母さんが子育てをする中で、困り事、相談事があった時、地域の必要な窓口になかなかたどり着けないという現実も見てきました。ぜひ、その橋渡しを、必要な人に必要な情報を届けるという役割も担っていきたいと思います。患者さんを「病気」という切り口だけでなく成長や発達の流れの中でとらえてひとりひとりに応じて関わらせていただきたいですね。(安斎由紀子先生)

内科ではどんな診療をされますか?

糖尿病などの代謝疾患、甲状腺の病気などの内分泌疾患を中心に診療していきたいと思います。糖尿病や高脂血症、高血圧症などの原因は遺伝的なものとされていますが、治療上は日々の習慣、生活の仕方なども重要になってきます。慢性的な疾患ですから長い目で見た治療の方針を立てる必要がありますし、治療の一環として患者さん自身が生活面で何か工夫をして頂く必要が出てくることがあります。ですからこれまでより少しだけ診察時間を長くとって、食事や生活の改善点などについて相談させて頂きたいと思っています。
CTやMRIなどの精密検査、治療導入のための入院などが必要になる場合には、中央病院や国立病院、医師会病院と連携をとっており、スムーズに対応してもらえる万全な体制になっています。逆に専門分野については病院から当院にご紹介頂くこともあり、通院での検査や治療についてお引き受けしています。(安斎治一先生)

このクリニックのメリットは?

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■小児科と内科の各待合室の中間にある受付

小児科は、「何かあったとき、まず最初にかかる医院」としてお役立て頂ける、ということですね。お子さんの病気の診断は経過や診察所見、簡単な「迅速検査キット」などで診断がつくことが多いですが、たとえば入院治療が必要となるかどうかの判断は、内科と共有の血液検査・レントゲン機器により確実に行うことができます。
内科は「ふだんかかっているだけではなく、専門知識もある病院」でしょうか。たとえば糖尿病で薬をのんでおられる方は体調不良時などに特別な注意点が出てきますが、「こんなときどうしたらいいだろう」といった疑問には適切なアドバイスができると思います。クリニックの規模で内科の検査機器を揃えるのは大変ですが、糖尿病治療中の方には血糖値とHbA1Cをその場で測定できるようにしており、また脳梗塞や心筋梗塞などの予防に重要な動脈硬化の評価、いわゆる「血管年齢」の判定に必要な機器も、徐々に充実させてきています。(安斎治一先生)

toku_071120_anzaiclinic_03小児科の待合室は病院ということを忘れるほど、明るく広々して居心地がよく、このクリニックの患者さんへの思いが表れている場所となっている。そして病状のことだけでなく相談事も気軽にどうぞ、と笑顔でおっしゃる安斎由紀子先生の姿勢に、子育て中の親はどれだけ大きな安堵を覚えるだろう。内科の安斎治一先生は、バランスの取れた診療ということを掲げ、患者さんのお話しをしっかり聞き、さらに検査データを生かして最善の治療をともに見出すというスタイルで臨むとお話しされた。小児科と内科はかかりつけ医として最も身近で頼りにしたい診療科目である。
充実した設備を持ち、安心して気軽に通うことができるこのクリニックは地域の医療の拠り所となっていくことだろう。


あんざいクリニック
函館市本通3丁目27番6号 TEL 0138-30-7500(予約専用)
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