第24回 「楽しいウォーキングの心構え」

toyo_doc「東洋医学的 健康針断」では、年4回、益井東洋治療院の益井院長が、現代西洋医学とは、少し視点を変えて診た「体や健康」についてのお話をしていきます。お気軽にお読みください。
<東洋医学的 健康針断>

コラム寄稿:益井 基 院長
(益井東洋治療院)


皆さんこんにちは!
あっという間に寒くなり、お正月が秒読みとなってきましたが、毎日を元気に過ごしていらっしゃいましたか?
前回は「ラジオ体操のすすめ」ということでお話をしましたが、今回は「楽しいウォーキングの心構え」ということで、いくつかのポイントを紹介しようと思います。

私はことあるごとに「歩きましょう、歩きましょう」と言ってきましたが、実際歩くとなると三日坊主になってしまう色々な問題が出てきて、長続きしないのが現実のようであります。
歩くことは「自律神経の安定」「筋力の向上」「生活習慣病の予防」などなど、良いことばかりです!健康は自分にしか作れません。 三日坊主にならないように、事故が起きないように、自分の健康を作りましょう! 少しでも楽しく安全に継続できるようにするためにも、くじけそうになったら今回紹介するポイント思い出してみて下さい。

●ウォーキングの心構え

①歩くのに適したシューズ選び

靴は地面と体の接触点ですから、大変に重要であります。
ウォーキング用かランニング用のものを購入してください
変形性膝関節症のある方はカスタムメイドのインソールなども効果的です。怪我の予防にもなります。

②水分補給

始める前と後は必ず補給してください。ウォーキングが長時間になるようでしたら、
ペットボトルを持つか小銭を用意してスタートしてください。のどが渇いてから飲むのでは遅すぎます

③服装(汗、温度、紫外線対策など)

最近はおしゃれなデザインで新素材を使った安価で、快適なものが増えております。
ウォーキングに適した機能性のあるものを着るようにして下さい

④楽しんで歩くための工夫

コースの景色や時間帯などを工夫し、興味を持ってウォーキングできるように考えてみてください

⑤歩いた後に痛みを感じるところは冷やす(湿布、アイシング)

怪我のないように十分に注意し、歩くことによって起きる疲労性の炎症の熱はすぐに取ること

●持続させるための一工夫

①歩く楽しさを発見
仲間・趣味・景色など
写真を撮りながら歩いたり、見た風景を絵にかいたり
②身体の変化を感じる
距離、スピード、体が軽いなど
歩いているところが同じコースであれば歩くスピードや距離などを記録していく
③カッコよく・素敵に・颯爽に
腰高に、モデルのように良い姿勢で歩いて下さい
綺麗に歩く姿勢を保つ事が健康を作る大変に重要なポイントとなります

【こんな時には無理せず中止】

①胸の苦しさ、頭痛、めまい、吐き気
このような症状の時は決して無理しないで、持病がある人は主治医に相談してください
②筋肉や関節の強い痛み
軽度であれば少しでも体を動かしたほうが回復が早い事もあります
③普通じゃない疲労感
無理せず休養するか、いつもよりゆっくりと、距離も短くウォーキングしてください
④足のもつれや冷や汗、唇が紫色
冷や汗や、唇の色は要注意、このような時は決して無理せず、続くようなら病院を受診してください
⑤汗が出なくなる
脱水状態が疑われるので、すぐに水分補給をしてウォーキングを中止してください

【こんな時には休養】

①心臓がドキドキしたり全身がだるく重い
②安静時の心拍数が90以上、もしくは普段よりも低い
③風邪(発熱、ふらつきなど)などで調子が悪い


細かくポイントを挙げましたが、ウォーキングは継続することが大事です。 できれば週に3回以上、一回の時間はその人のできる範囲で結構です。
毎日歩いても週に6日です。必ず1日は休むこと! 休養も大事ですから、決して無理しないで楽しみながらウォーキングを行いましょう。
そう、楽しむことが重要です。
楽しみながら健康的な人生を送りたいものですね!