ウェルキャブ車愛用者インタビュー: 社会福祉法人福島幸愛会「特別養護老人ホーム陽光園」

ハイエース(車いす仕様車Cタイプ)

函館トヨペット株式会社
函館市石川町169番地35 TEL 0138-46-2111

今や国内だけでなく、海外の自動車メーカーも参入している福祉車両市場。同業他社が混在する中、いち早く多彩なウェルキャブシリーズを展開し、時代を見越した福祉車両を提案してきたトヨタ自動車だが、使えば使うほど車の良さが実感できる、と現場での評価は高い。
今回のメディカル情報では、開所以来、常に現場の一線でトヨタの福祉車両を使用してきたという福島町の特別養護老人ホーム陽光園の鳴海孝一園長を訪ね、新たに導入した福祉車両ハイエースの使い勝手などについてお話を伺った。


※「メディカルページ函館平成25年度改訂版」(平成25年11月1日発行)の冊子に掲載された記事です。内容は掲載時のまま表記しています。

新たに福祉車両を導入して丸1年が経つということですが、新車購入に至るまでの経緯をお聞かせください。

toyopet13_18_02昭和57年の開所以来、施設利用者の送迎用に複数の車を利用してきました。今回導入したのはハイエースの車いす仕様車ですが、こちらを購入するまで約15年間使っていた車もハイエースでした。さらにその10名乗りのハイエースの以前、開所後まもなく導入した車もハイエースで、当施設では歴代の送迎車にハイエースを利用しているという経緯がありました。

他社の車にも同じクラスの車がありますが、比較検討などはされなかったのでしょうか?

実は当施設では、開設当初からハイエースと並行して他社の車も併用していました。今回、車を買い替える際にスタッフに意見を聞いたところ、利用者の“乗り心地”を考えたときに、車の性能面での評価がハイエースの方が高く、検討の結果購入に至りました。

具体的にはどのような点が評価の対象になったのでしょう。

まず最初に感じるのは、静粛性能の高さですね。広い送迎範囲の中にはちょっとした峠もありますが、先代のハイエースは10年以上乗っていても購入当初と変わらない静かで力強い走行をしてくれました。同じ排気量の車も並行して利用していましたが、騒音と振動が年々目立つようになり、ハイエースとの差が顕著になっていきました。

利用者さんの評判はいかがでしょう。

toyopet13_18_03昨年まで利用していたハイエースは、スーパーロングボディの通常のワゴン車でした。今回はひと回りコンパクトなロングボディの車いす仕様車なので、足元が少し狭くなったと話す利用者さんもいますが、掴まりやすい手すりが適材適所に配置され、昇降口にステップがついていたりと、福祉車両になって乗りやすくなったと評判も上々です。

運転される方の反応はどうでしょうか。

先代のハイエースよりも運転がしやすくなったと、スタッフからは聞いています。とくに冬場は除雪した雪が積もって道幅が狭くなっていることがありますが、小回りがきくのでマイクロバスでは難しい奥まった道でも楽に入っていけるようです。女性のスタッフも、自分の軽自動車よりもかえって運転しやすいと話していました。

他に気がついた点があればお聞かせください。

購入してから丸1年が経過しましたが、毎日フル稼働しているにもかかわらず、故障などのトラブルはまだ一切ありません。エンジンのトラブルなど、不測の事態が生じた場合には、最寄りの木古内トヨペットが迅速に対応してくれるシステムで、ネットワークも充実しています。また、函館トヨペットの及川さんも頻繁に様子を伺いに来てくれるので頼もしい限りです。峠もスムーズに登ってくれますし、ガソリン車に比べて燃費も良く、間違いのない選択でした。

●担当者ご紹介●
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気さくな人柄で施設のスタッフからも慕われている函館トヨペット(株)の及川さん。
「車を運転中に、他社メーカーのワゴン車を利用した「陽光園」の送迎車とすれちがったのですが、随分と使い込まれているという印象を受けました。後日、伺ってお話を聞いてみると、騒音と振動が年々気になってくるということでした。おかげさまで、歴代ご愛用頂いてきたハイエースに関しては高い評価をいただいており、今回の新車購入に際しても、コスト的には高くついても利用される方の乗り心地を優先させたい、ということでお声掛けいただきました」。

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(取材日:平成25年9月25日)