「治療用食品・介護用食品」─取材レポート/その3 新しい食文化を提案する食品総合商社(株)アキヤマ
治療用・介護用食品 利用者インタビュー(2)
株式会社アキヤマ 業務用食材・資材・機器専門商社
北斗市東前3-41 TEL 0138-77-7491
前号に引き続き、㈱アキヤマ営業本部の小売店舗から治療用食品・介護用食品を定期的に購入している方から、どんな時にどんな食品をお使いになっているかをお聞きしました。 また、同席した㈱アキヤマの小林久周(ひさかね)社長より、今後の㈱アキヤマの取組みについてもお話を伺いました。 |
伊藤 裕美子さん(47歳)は、腎臓疾患のため、3年程前から食事療法を続けています。そこで、ご自身の体験から得た、様々なお話を伺ってみました。
伊藤 裕美子さん(47歳)函館市弁天町在住 |
食事療法に至るまでの経緯をお聞かせ下さい。
元々リウマチのため内科に通院していたのですが、浮腫み(むくみ)が見られ、五稜郭病院に転院することになりました。診断の結果は、腎不全でした。
では、その頃から食事療法をされているのですか?
入院中は良かったのですが、栄養指導を受けたとはいえ、退院してからはやはり大変でしたね。
どのような点に、ご苦労されましたか?
家族にはいつも通りの食事を作り、自分の食事は別に作らなくてはならないので、手間がかかってしまいます。そのため、家族と同じ食材を使って、量や塩分などで調整していたのですが、エネルギー不足からくる冷えがひどくなってしまい、夜も眠れなくなってしまいました。
アキヤマの治療用食品を知ったのは、その後ですか?
体調がおもわしくないことも重なって、何をどのくらい食べたら良いのか分からなくなってしまったのです。そこで、通院の際に相談してみたところ、栄養士さんからアキヤマの治療用食品を紹介して頂きました。
はじめて店舗へ行かれた時は、どのような印象を持たれましたか?
色々な食品があるので、驚きました。カタログに載っている商品で陳列されていない商品もありましたが、すぐに手配して頂けました。今は、3年前に比べ、商品はさらに充実していますよ。
主に、どのような食品を利用されていますか?
入院中に出ていたカロリーアップのゼリーは、はじめてアキヤマさんへ行った時からのお付き合いです。手軽にカロリー補給が出来るので、夜も眠れるようになりました。
そのほかには、たんぱく質を調理したそうめんやカレーのルウ、パスタソースをよく使っています。カレーのルウは、私も夫も一般の商品より好みの味です。パスタソースは、ミートソースとカルボナーラがありますが、どちらも美味しいですよ。
アキヤマの治療用食品を使うようになって、助かっていることはありますか?
食事の用意が、楽になりました。たとえばパスタなら、麺は家族と同じものを使い、ソースに治療用食品を使うことで手軽に調整出来ますので…。また、外出や行事などがあって夕食に調整出来ないと思われる日には、その前後に調整するのですが、その点でも治療用食品を利用すると難しくありません。
今後の要望などは、ありますか?
試供品はよく頂いているのですが、店舗での試食も充実していると嬉しいですね。
1度料理教室にも参加させて頂きましたが、またそのような機会を作って欲しいです。
最後になりましたが、食事療法をされている方に一言お願いします。
アキヤマさんの治療用食品を使うことで、1日で調整出来なければ、翌日に、翌日で駄目なら1週間単位で、といったように、上手に調整出来るようになり、症状も安定しています。全て自分で作るのは大変だと思いますので、症状やライフスタイルに合わせて上手く取り入れてみて下さい。
(株)アキヤマ 代表取締役社長 小林久周より一言 |
当社が、介護食・たんぱく調整食品・ミネラル補給食品・治療用食品の取扱いをはじめてから、5年目を迎えました。 たんぱく調整食品は、主食・調味料・惣菜・デザートなどがあり、1年程前に比べ、商品は200種類ほど増え、常時300種類は在庫を取り揃えております。もちろん、今後も様々なアイテムを取り揃えてゆくと共に、お客様のご意見やご要望に応えながら、商品を充実させてゆきたいと考えておりますので、1品からお気軽に声をかけて頂けると嬉しいです。 今後は、料理教室の開催も企画しており、商品を元に、メニューアイテムを増やすお手伝いが出来れば…と考えております。 |