第1回「低たんぱく食 料理教室」開催

■日時:平成21年6月12日(金)
■場所:北斗市総合センター かなでーる

慢性腎臓病において、その進行を遅らせるための低たんぱく食事療法は非常に重要ですが、その反面、毎日の献立に苦労され、継続してゆくことの大変さを実感している方が多いのが現状です。
そこで『株式会社アキヤマ』では、治療用特殊食品を用いた手軽に出来る料理教室と試食会、合わせて料理講習と勉強会を開催しました。
参加した食事療法を行っているご本人やご家族の計37名は、和気あいあいとした雰囲気の中、食事療法を身近に感じたり、継続してゆくための様々な工夫やポイントを知ることができ、有意義な時間を過ごせたようです。
調理実習
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『キッセイ薬品工業』の「ゆめごはん」をはじめ、同社の調理用特殊食品を使用した料理実習と試食。
勉強会
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五稜郭病院栄養科長・管理栄養士の川村順子さんによる低たんぱく食事療法のポイントと工夫。

「調理実習」~低たんぱく食を手軽に美味しく作るコツ~

『キッセイ薬品工業株式会社・ヘルスケア事業部』の治療用特殊食品を使用して、作ったメニューは…

  • 散らし寿司 /【ゆめごはん・ゆめレトルト五目ごはんの素使用】
  • 松風焼き /【げんたみそ汁・マクトンゼロパウダー使用】
  • 生 酢/ 【ニューマクトンプチゼリー使用】
  • みかん入りマクトン寒天 /【マクトンゼロパウダー使用】
  • そばいなり/ 【げんたそば・げんたつゆ使用】

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参加者インタビュー

akiyamaevent02_090713_10今回参加した方の中から、函館市鍛治町在住の畠山留雄さん(58歳)と多恵子さんご夫婦にお話を伺いました。
ご主人の畠山留雄さんは、慢性腎不全のため3年ほど前から食事療法を行っています。

Q まずは、普段の食事についてお聞かせ下さい。
昨年の末頃までは、朝食は普通の食事にしていたのですが、その後、3食共食事療法を行っています。現在は上手くコントロール出来ているのですが、ご飯など主食に治療用食品を使用しているという点が大きいと思います。

Q 食事は奥様が作られているのですか?
朝晩は私が用意していますが、昼食は夫が自分で作っています。治療用食品のうどんを使って焼きうどんや天ぷらうどんを作ったり、スパゲティーも作っています。元々、料理は好きな方で、みじん切りや千切りなんかも上手なんですよ。
私が留守の時にでも、困らないようにというのもありますね。

Q はじめから、治療用食品を使っていたのですか?
妻が留守の時に宅配のお弁当を頼んだこともありましたが、嫌いな食材が入っていたりするので、それなら自分で作った方がいいかなと…。自分の体のことなので、勉強したいという気持ちもありましたから。

Q それで、調理実習の時も手際が良かったのですね。実際に作ってみて、どうでしたか?
同じようなメニューだと飽きてしまうので、新しいメニューを覚えることが出来て良かったです。さっそく、家でも試してみたいと思います。

Q 今回の企画について、今後の要望などはありますか?
症状に合わせてグループ分けをして頂けると、より自分に合った料理を覚えられると思いました。講義についても、食事療法をはじめて間もない方と、長くされている方では、知りたい内容が異なるのではないかと思います。
このような機会はなかなかないので、今後もぜひ企画して頂きたいです。新しいメニュー、斬新なアイデアを期待しています。

Q 最後になりましたが、治療用食品についてのご要望などがあればお聞かせ下さい。
アキヤマさんの店舗でも、治療用食品を使った料理の試食やレシピの紹介があると嬉しいですね。

記者も料理を試食しましたが、味つけ、見た目、食感共に、治療用食品とは思えませんでした。治療食も、美味しさや見た目にこだわり、一般食同様、食の楽しさを感じられる時代になっているのだと実感しました。


終了後、お土産として『キッセイ薬品工業ヘルスケア事業部』の商品、ご飯や麺類、おやつや副食などがテーブルの上に所狭しと並べられ、参加者がそれぞれが気になる商品を手に、にこやかに会場を後にしました──。
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株式会社アキヤマ