ウェルキャブ車愛用者インタビュー:株式会社吉住 「 コミュニティハウスよしずみ」

ハイエース 車いす仕様車(Cタイプ)

函館トヨペット株式会社
函館市石川町169番地35 TEL 0138-46-2111

〝利用者目線〟の車づくりで、福祉の現場で圧倒的な支持を受けているトヨタのウエルキャブシリーズ。今回のメディカル情報では、ホテル経営で培ったきめ細やかなサービスが評判の株式会社「吉住」の介護施設を訪れ、介護支援専門員でもある同社の吉住裕幸部長に、この11月にオープンした福祉施設「コミュニティハウスよしずみ」に導入されたウェルキャブ車の使い心地などについてお話を伺った。


※「メディカルページ函館平成27年度改訂版」(平成27年11月1日発行)の冊子に掲載された記事です。内容は掲載時のまま表記しています。

今回オープンした施設では大変ユニークな取り組みをされているそうですね。

■「どんな方でも楽しめるようなコミュニテイ施設にしたいですね」と語る吉住裕幸部長

■「どんな方でも楽しめるようなコミュニテイ施設にしたいですね」と語る吉住裕幸部長

はい。全国でも珍しいのですが、1階がデイサービスエリアで、2階から4階は高齢者の方だけでなく、学生の下宿としても利用できる宿泊エリアになっています。下宿だけでなく、外国人が短期間滞在できるゲストハウスとして、またビジネスやレジャーのホテルとしても利用できるようになっており、世代や国籍、目的を超えて交流できる施設になっています。

色々な方が利用することになる施設ですが、今回の車選びではどのようなポイントが決め手となりましたか。

当社では3年ほど前から他の施設でトヨタのラクティスのウェルキャブ車を利用していました。今回も使い慣れたラクティスの導入を検討しましたが、デイサービスの利用者からホテルの利用者まで、いろいろな方がのんびり広々と乗れる車が一台あると便利だろうということでハイエースのウェルキャブ車にしました。

実際に利用してみた感想はいかがでしょう。

オープンに先駆けて、既に1年ほど利用しているのですが、天井が高いので頭をぶつけることもなく、ゆったりと乗れると利用者にも好評です。また、燃費がとてもいいですね。これまでに中古車を利用していたこともあったのですが、月に2万円ほどガソリン代が安くなりました。中古車を修理しながら5年間使うより、アフターサービスが充実した燃費のいい新車を10年使う方が、結果的に経費の節約につながることが分かりました。

■既存のラクティスに加え、10人乗りのハイエースを導入したことで、行動範囲が大きく広がった

■既存のラクティスに加え、10人乗りのハイエースを導入したことで、行動範囲が大きく広がった

ハイエース、ラクティス以外に利用したことのある車はありますか。

実は、以前はずっとトヨタではないメーカーの車を使っていましたが、ある時とても熱心で誠実な営業マンが顔を出してくれるようになりました。個人的には昔からトヨタ車の大ファンで、車に対しては十分に信頼していましたが、誠実な営業マンの人柄に惹かれてお取引するようになりました。ラクティスを導入してみると、とくに女性が扱いやすい車だなという印象を受けました。介護の現場は圧倒的に女性が多いので、導入のきっかけを作ってくれた営業の方に感謝しています。

これまでに故障などの大きなトラブルはありましたか?

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■吉住千恵子社長

「生涯現役ですよ」。毎日現場に顔を出しては後進の指導にあたる吉住千恵子代表取締役。
「吉住」の代表取締役を務める一方、生命保険会社の優秀な営業マンとしていまなお最前線で働く吉住千恵子社長。施設の利用者と同年代という立場を生かし、利用者の身になった〝利用しやすい施設〟のアイデアをアドバイスする。

ハイエースを導入して1年半、ラクティスは導入して既に3年が経ちますが、故障は一度もありませんね。仮に故障したときにでも、すぐに対処してくれる体制が整っているので安心して業務に取り組めています。

施設を利用される方の評判はいかがでしょう。

利用者の方を見ていると、とてもすんなりと乗り降りできているようです。きっと、乗る人の気持ちになって、利用者の目線で設計しているのでしょうね。また、実際にハイエースに乗ってみたのですが、どっしりとした安定感があります。ガタガタすることもなく安定していて静かなので、紅葉見物など遠出をするときも、普段施設で話しているように普通に会話が楽しめます。

操作などで戸惑ったということはありませんか?

toyopet17_10「施設の利用者様と同世代なので、お客様がどのように感じるかなど、同世代としての意見を社長にアドバイスしていただくことも多いですね」。社長(右)は〝よき相談役〟でもあると語る吉住裕幸部長。

そういう話は聞いていません。
納車の時には専任のスタッフが来て丁寧に説明をしてくださいましたし、今回お世話になった五稜郭店には福祉車両専門の営業スタッフや、サービス介助士2級の資格を持つスタッフも常駐しているので、何か分からないことがあればいつでも対応していただけるという安心感があります。
利用者様の様子を見ていても、とても安心して乗っているようですし、私自身運転してみましたが、文句なしの百点満点の車だと思います。

●担当者ご紹介●
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■函館トヨペット五稜郭店横山孝博店長

車を提供するだけではなく、常にお客様に安心して車に乗っていただけるよう、五稜郭店の工場で定期的なメンテナンスを実施しています。また、万が一故障などが発生したときには最優先で対応し、業務に支障がないよう万全の体制を整えております。

■函館トヨペット五稜郭店(函館市梁川町10番20号 TEL0138-51-1111)
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【取材メモ】

高齢者と学生、異なる世代が自然と交流できる施設となる「コミュニティハウスよしずみ」。関わりを持つ機会がほとんどなくなった二つの世代に、〝暮らしの場〟という接点ができたことで、それぞれの日々の生活にどのような効果が生まれるのか。また、施設そのものを地域に密着したコミュニテイ空間として開放し、地域全体を盛り上げていこうという同社の試みがどのように発展していくのか。今後の動きを見守りたい。

取材協力 株式会社吉住「コミュニティハウスよしずみ」

通常のデイサービスセンターと高齢者住宅、学生向け下宿が一つになった函館では初となる施設が誕生。
施設内には音響などを完備したステージも用意され、地元函館で活動するミュージシャンによる音楽イベン
トなど、「地域ごと盛り上げていく」をコンセプトにした地域密着型のコミュニテイ空間としての運営を目指す。

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株式会社 吉 住
コミュニティハウス よしずみ
函館市白鳥町16番1号 TEL 0138-62-1111
1F デイサービスセンターよしずみ TEL 0138-62-1100
1F ケアプランセンターよしずみ TEL 0138-62-1000

 


(取材日:平成27年9月16日)