新築移転により院内設備の充実と共にチーム医療を掲げる「藤岡眼科」
●医療法人秀真会 藤岡眼科 藤岡 達彦 理事長・院長
●医療法人秀真会 藤岡眼科 藤岡 聖子 副院長
函館市石川町450番地2 TEL 0138-34-5550
https://fujiokaganka.or.jp/
大手町の市役所電停前で85年以上にわたり市民に親しまれてきた藤岡眼科病院が、分院だった「上磯藤岡眼科」と統合し石川町に新築移転、平成24年4月13日より藤岡眼科として診療を行なっています。そこで、移転に伴うメリットや患者さんに引き続き通ってもらうための取り組みなどについて藤岡達彦院長と藤岡聖子副院長にお聞きしました。 「メディカルページ函館平成24年度版」(平成24年6月1日発行)の冊子に掲載された記事です。※院名や役職、また内容についても取材時のまま表記しています。 |
大手町から石川町への移転によって患者さんの来院動向に変化はありましたか?
大手町に通ってくださっていた患者さんも上磯の分院からの患者さんも引き続き通ってくださっているようです。また、この辺りは比較的新しい住宅街ですので、周辺にお住まいの若い世代のご家族や親子連れの方が増えていると感じます。さらに、木古内・松前・八雲などの周辺自治体から自家用車で通ってくださる方も増えました。この場所は函館インターチェンジから近いこともあり、車で来る方にとっては来やすくなっているようです。
大手町に通っていた方が引き続き通えるようにと無料バスを運行しているとのことですが。
函館バスのご協力により、1日2往復の送迎バスを火・水・木の週3日運行しています。高龍寺(火曜)・湯倉神社(水曜)・谷地頭(木曜)と曜日ごとに始発点が決まっており、1日平均で30から40人程度の方にご利用いただいています。どの便も市電の線路沿いを走りますので、大手町に市電で通っていた方にも喜ばれています。
毎日たくさんの患者さんが診察を受けに訪れるとのことですが、待ち時間を少なくするために行っていることはありますか?
毎日、朝9時の診察開始時刻にはすでに待合室にたくさんの患者さんがお待ちくださっています。私たちも待ち時間を減らすための取り組みについてスタッフ一同で知恵を絞っているところですが、そのひとつとして予約制を一部採用しています。2回目以降の診察なら、お帰りの際に次の診察日と時間帯をご予約いただくことができますので、待ち時間を少なくするためにぜひご活用いただければと思います。もちろん新患の方を診察するための余裕も取って予約スケジュールを組んでいますので、初めての方もお気軽にご来院ください。
新築移転したことによって患者さんにどんなメリットが生まれていますか?
まず、スペースが広くなったので待ち時間もゆったり過ごせるようになりました。待合室には丸テーブルを設置しており、お弁当を持ち込んだりすぐ隣のコンビニエンスストアから買ってきたりして昼食をとる方もいらっしゃいます。建物はバリアフリーで、駐車場から車いすでそのまま入ることができます。廊下も車いすがすれ違うことができるほど広く取っています。また、トイレに赤ちゃん用のホルダーやベビーベッドを設置するなど、どんな年齢層の方にも対応できるように配慮しています。自家用車で通う方のために駐車場は65台を完備しました。
医療設備の面ではいかがですか?
今までスペースの関係で置くことができなかった医療機械をすべて設置することができ、手術室も大変充実しました。また、電子カルテの導入により的確な診断をより早く行なうことが可能になっています。入院設備としてはラウンジ(食堂)を設け、各部屋のベッドの上ではなくラウンジでテーブルやカウンターに座って普段通り食事をとっていただくようにしました。シャワーとトイレを別々に室内に設けている個室も3室設けており、若いスタッフからは「自分の部屋より快適そう!」という声も聞かれます(笑)。
藤岡眼科の今後の抱負を教えてください。
最新のことを学びつつも、目先の新しさにとらわれずに患者さんにとって最も良い確実な方法で治療を行なっていくことを理念としています。また、スタッフ全員が心を一つにして取り組むチーム医療も大切にしています。当院はスタッフが優しいと患者さんから、よくお褒めの言葉をいただきますが、この伝統は守っていきたいと思っています。
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医療法人秀真会 藤岡眼科
函館市石川町450番地2 TEL 0138-34-5550
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