日常生活で起きる骨盤のゆがみ

動作の癖が習慣的に行われるとゆがみに

ゆがみが起こる原因はさまざまです。ゆがみは筋の緊張によって起こるため、原因の多くは筋の使い方にあります。
日常的に行う「歩く」と言う動作で考えてみましょう。歩くときの体重の乗せ方や足裏の着地のし方は、誰にでも少なからず癖があります。脚を前に出すとき、外側から回すように出していたり、着地の時に小指側に体重がかかりやすかったり。それによって、歩行動作で使われる筋がバランスよく働かなくなり、特定の部分だけに無理な力がかかるようになります。こうした歩き方を長年続けていると、崩れた姿勢の状態が慢性化し「ゆがみ」としてあらわれます。
歩き方に癖がなくても、捻挫やけがなどをきっかけに歩き方の姿勢が崩れ、ゆがみを引き起こすケースもあります。
ほかにも、日常生活の中でゆがみの原因となることを無意識に行っていることはよくあります。動作そのものには問題なくても、これらが習慣的に繰り返され、筋のバランスが崩れたまま元に戻らなくなったときが、ゆがみ警報です。

【ゆがみの原因】
捻挫やけがの後が完治しないまま、そこをかばって生活している
先天的なО脚、扁平足に、体重超過、運動負荷が加わる
長時間の座る作業に従事していて猫背になる
腹筋や背筋が弱い
脚を組む癖がある
椅子に浅くかけて椅子のせにもたれる
横座り、アヒル座りをする
カバンを常に同じ肩にかける
出産(出産を経験する女性は男性より骨盤の可動域が大きい)

骨盤のゆがみは、全身の不調を招くきっかけになります

ゆがみは骨盤だけにとどまらず、全身に影響を及ぼすところが問題なわけです。
それはたくさんの筋が骨盤についている為です。
筋は関節をまたいでついています。そして筋連結を構成しています。
骨盤がゆがみ座骨周辺の筋が緊張して大腿後面の神経や下肢、膝痛が起きやすくなります。
さらにはこの動きに抵抗する力が上方へ伝えられ、上半身の動きにも影響がでてきます。
すなわち、腰痛、筋緊張性の首や肩の凝りの原因にもなってきます。

ゆがみと不快症状の関係

【外面的なもの】
猫背:骨盤が後ろに傾斜した状態でゆがむと、頭の重さを支えるために背中全体が丸まり猫背になります。
タレ尻:骨盤が後ろに傾斜した状態でゆがむと、ヒップラインが下がったいわゆる「垂れ尻」になります。
O脚X脚:大腿骨が外側に回旋した状態でゆがむと、O脚になります。内側に回旋した状態でゆがむと、X脚になります。
肥満:骨盤がゆがむと、背骨の中を通る交感神経が圧迫され、脂肪が分解する働きが低下します。また、血液循環が悪くなることで代謝が下がり、痩せにくくなります。

【内面的なもの】
肩こり・腰痛:骨盤がゆがむと背骨の正常なカーブがゆがんで、肩や腰など局所の筋を酷使しがちになります。筋疲労による凝りや痛みのほか、体液循環の滞りによって老廃物が除去できなくなることで発生する痛みも起こります。
生理痛:骨盤内には子宮、卵巣があります。骨盤がゆがんでいると、腹圧のかかり方が変わることで、これらの臓器へも不利な刺激が加わります。その結果、血流が悪くなると生理痛の原因になります。
冷え性:骨盤がゆがむと、体液の流れを阻害し、血液が送られにくくなり、冷え性が起こりやすくなります。

[石渡整骨院・函館美原]


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