ウェルキャブ車 愛用者インタビュー:社会福祉法人民生博愛会 清華園デイサービスセンター

ハイエースコミューター スーパーロング・ワイドボディ・ハイルーフ
14名定員で大人数の移動に対応。ウェルキャブパーツを特別装備

函館トヨペット株式会社
函館市石川町169番地35 TEL 0138-46-2111

トヨタのハイエースは福祉・医療の現場でも福祉車両「ウェルキャブ」として活躍するが、ハイエースにはバンとワゴンのほかに14人乗りのコミューターがある。今年5月新しいハイエースコミューターに入れ替えた社会福祉法人民生博愛会 清華園デイサービスセンターで使い勝手など、お話をお聞きした。


※「メディカルページ函館・道南版2025年夏号」(2025年7月20日発行)の冊子に掲載された記事です。

 

■函館トヨペット㈱佐藤武郎課長

 「ハイエースにはバン、ワゴン、コミューターと大きく分けて3種類あります。コミューターは、大人数の移動に適したマイクロバスで、主に送迎や観光でも大人数の移動に適しています」と話すのは、函館トヨペット㈱で“ウェルキャブ”を担当する新車部法人営業グループの佐藤武郎課長。

佐藤課長に清華園に納車したハイエースコミューターについて説明してもらうと――

 「5月に清華園さんに納車させていただいたのはコミューターのスーパーロング・ワイドボディ・ハイフールタイプで乗車定員は14名です。ハイエースでもワゴンやバンは普通免許で運転できますが、2ナンバーのコミューターは大型免許が必要です。デイサービスの利用者さんの送迎用ということで、乗降の際の段差が多少ご不便かなと思いました。コミューターにはそういう設定がないので納車の際は、ウェルキャブ用の送迎仕様に使われているステップとハンドレール(手すり)を付けました」と福祉車両パーツも装備したウェルキャブ仕様車であることも補足してくれた。

定員34名のデイサービス利用に対応

 特別養護老人ホーム清華園・清華園デイサービスセンター施設長の木村賢史さんとデイサービスで送迎を担当するドライバーの藤井仁志さんにコミューターの感想を聞いた。

■清華園デイサービスセンターが使用するハイエースコミューター

木村「コミューターは5月にワゴン車と入れ替えて、コミューターが3台になりました。それに車いす用のリフトを装備したウェルキャブも1台あります。コミューターはデイサービスセンターの送迎用に使っていますが、デイサービスは定員が34名で、朝各方向のご利用者さんのお迎えに行くので最低でも3台必要です。14名定員で大勢乗れるコミューターは助かります」

藤井「ドライバーは4人のうち3人が大型免許を持っています。コミューターはドライバーからの要望もありました。毎日の送迎は、大きく分けて当別、旧大野町、七重浜の3方面、それに清華園の近隣です」

 利用者の多いデイサービスの送迎用に適しているのが14名定員のコミューター。七飯町の城岱の紅葉見物や桜の花見、また買い物や食事もなど、毎月のようにあるイベントにもコミューターが活躍する。

■運転担当で整備管理者の藤井仁志さん(左)と施設長の木村賢史さん

藤井「以前は消防署員で消防車を運転していましたから、北斗市内であれば知らない道はありません。そういえば救急車もトヨタ車で、以前はプライベートでもハイエースに乗っていました。トヨタ車、ハイエースともゆかりがありますが、利用者さんを乗せての運転は、救急車と同様に荷物を運ぶわけではないので、いろいろ気を使います。送迎運転を始めて今年で3年目ですが、初めて運転する時には、カーブを曲がるときやブレーキをかけるときは十分気を付けてと注意されました。ハイエースは運転しやすいです。利用者さんを乗せての運転でも、カーブで曲がるときや停車でも足回りが違います。カーブではアウト側のサスペンションが踏ん張ってくれるので、そのまま曲がっていきます。ルームミラーで後ろの利用者さんをみると、みなさんの身体がまっすぐで傾いていません。こういうときにハイエースはいいなと感じます」

半世紀迎えた清華園の歴史

■ステップとハンドレール・車内

木村「高齢者の介護事業は特別養護老人ホーム清華園を昭和50年に当時の上磯町追分、開発局の裏手で開所して今年50周年です。現在地の北斗市添山に新築移転したのは平成15年2月です。この添山の立地は北斗市運動公園に近接して、以前は追分で北斗市の端でしたから、当別への送迎などは結構時間がかかりましたが、この場所は函館江差自動車道の北斗中央インターにも近く送迎にも便利です」

 デイサービス利用者の送迎にコミューターを活用しているのは、こうした利便性からも大勢の利用者がいるため。コミューターのような乗車定員11人以上29人以下の自動車を2台以上所有する事業所には整備管理者を選任しなければならない。清華園では藤井さんが勤める。

■買い物などの行事を伝える新聞記事

藤井「前の職場でも整備管理者でした。その時に講習を受けて資格を取得ました。車両の日常点検や点検整備記録簿、車庫などの管理が主な役割で、車両の安全状態を維持して、安全運行するのが目的です。運行前には必ずタイヤの締め付け具合やエンジン異音の有無などを点検してから出発します。終業点検は外観を見てみキズの有無を確認します。デイサービスの送迎車ですから消毒作業も必要です。新型コロナの流行後は車内清掃に加えて、アルコール消毒も実施して今でも続けています。そして最後が運転日誌の記入です。特に問題がないのがコミューターのいいところですね」

 藤井さんはさらに「特に問題がないのがコミューターのいいところ」とも話している。

●ウェルキャブ担当者(函館トヨペット㈱佐藤武郎課長)からひと言●

「最初に清華園さまを担当したのは上磯店勤務の時で施設は追分でした。コミューターの運転は大型免許が必要で今は運転手さんの確保が難しいこともあるのか、老健施設ではハイエースワゴンのご利用がほとんどです。整備管理者の藤井さんから『特に問題がない』とのお言葉をいただいていますが、日々のメンテナンスでご不便をおかけしないことはもちろん、お困りの際は最優先で対応して、お客さまの安全、安心なお仕事をお手伝いさせていただきます。お客様には必要な時に車を供給できない現状でご迷惑をおかけしていますが、今後とも函館トヨペットとのお付き合いをよろしくお願いします」

《取材メモ》取材協力:社会福祉法人民生博愛会
“T.O.S(Together:互いに協力してOriginal:基本を大切にしたService:福祉サービス)”を掲げる社会福祉法人民生博愛会は、環境・年令・心身の状況に応じた地域の福祉サービス提供を目的とする社会福祉事業を展開している。昭和30年保育園設立運営の翌年、社会福祉法人民生博愛会として認可。児童福祉の面から北斗市上磯地区4園、同大野地区2園の6保育園を開設運営。また高齢化が進展するなか、昭和50年には特別養護老人ホーム清華園を開設。平成15年2月には現在地の北斗市添山の地に施設を新築移転した。木村施設長は「脱衣所も浴槽も広く、ブラックシリカを使ったお湯でお風呂は人気があります」と話している。

■北斗市添山の施設と広々としたお風呂

社会福祉法人民生博愛会   特別養護老人ホーム清華園・清華園デイサービスセンター
北斗市添山472番地1 TEL.(0138)74-3100


(取材日:2025年6月6日)