五稜郭ネフロクリニック副院長 吉川 徹 先生
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■吉川 徹 副院長
五稜郭ネフロクリニックは1月から先生がご担当する外科も診療科目になりました。
うちのクリニックの特徴は内科と外科とコラボしているところです。鈴木院長は腎臓内科と循環器内科が専門で、私は一般外科と消化器外科を専門としています。消化器、腎臓、循環器など広い範囲で、かつ内科と外科で診療できますから、多くの患者さんの悩みに対応できると思います。
粉瘤(アテローム)※1で困っているという患者さんも結構いらして、どの診療科で診てもらったらいいのか分からなかったとお話しします。私は一般外科として、ケガやヤケド、巻き爪も診ますし、何でも外科、いってみれば“町の外科のお医者さん”と思っています。
先生が外科を選んだ理由は?
そもそも幼少時より人体の不思議さに興味がありましたが、自分の弟が障害を持っていたこともあり、小学生の終わり頃に自然と医師を志していました。
大きなイメージとして内科は主に診断する診療科、外科は手術も含めて主に治療をする診療科と考えて外科を選びました。もちろん診断しなければ治療はできません。
私が“なんでも外科“というのは、なんでも診られる外科医師という意味です。弘前大学の外科に所属していた時、車で1時間の距離に他の病院がないという地域で当直を担当したことも多々あります。そこでは救急車で患者さんが搬送されても一人で対応しなければなりません。当直では治療だけではなく、患者さんの多くの困りごとを経験しました。その頃にお世話になった先生方から、全部診られる医者になれるよといわれ、その言葉を糧に大変な勤務を乗り越えてきました(笑)。もちろん、自分のみで対処が難しい場合の見極めも重要で、各分野を専門とする先生方と適切に連携して対応しています。 2ページへ▶