北海道ガス株式会社 函館支店 営業グループ

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■荒井斗志央 主査

  温暖化が進み北海道でも冬の暖房費だけでなく、夏の暑さ対策に使う光熱費が増加している。諸物価が高騰するなか、家計に優しく安定した低コストのエネルギーとして注目されている天然ガス(都市ガス)をレポートした。

2000年頃から函館・道南地区の戸建て新築物件は光熱費が安くなると言われていたオール電化住宅が急増した。しかし、安かったはずの光熱費は、昨今の電気料金の高騰により、「家のローンより電気代が高い」と嘆く声さえ聞こえるようになった。

 「新築時からオール電化の設備をずっとお使いでしたら、天然ガスに切り替えることで大幅に光熱費を下げることが可能です」と北海道ガス㈱函館支店営業グループ家庭用営業チームの荒井斗志央主査は話す。

 オール電化設備でも暖房を灯油ストーブに替えるなど、電気代の軽減をしている家庭もあるが、「オール電化住宅なら間違いなくメリットが出ます」と荒井主査は断言する。なぜ安くなるのか、実態はガス料金が安いというより電気料金が高過ぎるから。つまり、高騰した電気料金に比べて、料金が比較的安定している天然ガスを使うことで光熱費が安くなるわけだ。

ご家庭の要望に合わせた光熱費削減を検討するなら、まずはご相談を!

 では、灯油から天然ガスへの切り替えメリットはあるのか。

 「現在は灯油の価格も高いので、これも料金差から切り替えメリットが出ます。加えて灯油からガスへの切り替えには副次的な効果もあります。実は灯油のボイラーは電気を凄く消費しています。天然ガスに切り替えることで、この電気料金も削減できます。また灯油はボイラーの分解掃除や屋外タンクのメンテナンスなどのコストも大きいのですが、天然ガスはアフターメンテナンスにはほとんどお金がかかりませんから、その点でもお得です。トータルで天然ガスの方が圧倒的に安く済みます」(荒井主査)。

■北ガス函館支店1階のショールーム

 このように家庭用エネルギーとして天然ガス利用のメリットは大きいが、「北ガスのガス管は函館市と北斗市の一部に埋設されています。埋設地区では天然ガスへの切り替えが可能ですが、それ以外の地域の方には、ご利用いただけません」と荒井主査が説明するように北ガスのガス管埋設が切り替えの必須条件。函館市内で天然ガス利用の利用件数は6万4026軒(2024年6月現在)。ガス管埋設済みの土地での新築住宅は9割以上が都市ガスを利用している。

 天然ガスは利用できないが、少しでも光熱費を安くしたいという希望には、北ガスによるプロパンガスや電気の利用プランも紹介している。

 荒井主査は「お客様にあったご提案をいたします。まずはお話をお聞かせください」と、相談を呼びかけている。

 電話での相談は北ガス函館支店 営業グループTEL.0138-86-7101(平日午前9時~午後17時。土日祝は休み)。
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(取材日:2024年6月12日)