■コラム


kitamihara_innai1_doctor

北美原クリニック 理事長
循環器科専門医師 
遠 藤 明 太


北美原クリニックで内科を担当している遠藤です。以前の勤務先の五稜郭病院では、循環器内科の科長を務めておりました。
 当院は循環器と消化器の二人の専門医師が診療を進める形をとっておりますが、この形態が患者さまへのよりよいサービスにつながると考えております。
 たとえば、胸が苦しいという症状でクリニックを訪れたとしましょう。まず私が狭心症や心筋梗塞、さらに解離性大動脈瘤などの病気をチェックします。この時点でこれらすべての病気ではないとなれば、つぎには逆流性食道炎や胃潰瘍あるいは膵炎などの消化器系の疾患を検査することになりますが、当院では胃内視鏡や腹部エコーもすぐにおこなうことができます。
 しかもすべての検査が総合病院などよりも迅速かつスムーズにおこなえるのも魅力です。また内視鏡をうけるために他院に紹介状をもって移動する煩わしさもありません。
 これはほんの一例ですが、種々の症状のうらにどんな病気が隠れているかわからない場合もおおく、診断がおくれると命取りになる場合もあるでしょう。より診断精度を高めることが必要であり、その意味で当院の二人の医師の眼が皆様のお役にたてると確信しております。
 また、生活習慣病といわれる高血圧症、糖尿病、高脂血症の治療に関しても、これまでの経験を生かし、よりQOL(生活の質)をたかめてもらえるようにきめ細かい指導をしていきたいと考えています。


kitamihara_innai3_doctor

人工透析担当医師 
秋 濱 寿賀子


北美原クリニックの透析センターを担当させていただいてる秋濱です。
 現在、日本の透析患者様は25万人にも達し、もはや特別な治療法ではなくなっています。これからの透析治療はいかに「良く長く透析をしながら生活できるか」ということが大切なポイントとなってくると思います。
 当院では、患者様お一人お一人のQOL(Quality of Life)向上をきめ細かくお手伝いするために、最大限の努力をしています。
 第一に、よりクリーンな透析液を用いることによって、ワンランク上の透析をめざし、第二に個々の患者様に対応したオーダーメイドな透析条件や透析時間を設定してその時点でのその患者様に最も適切な透析を行い、第三に経験豊かなスタッフによる、よりきめこまやかな透析治療を行っていきたいと考えています。
 透析とは切り離せない合併症も含めた総合的な透析治療をより高いレベルで皆様にご提供させていただきたいと考えております。ご質問などがございましたら、お気軽にご連絡ください。

人工透析センター


北海道新聞社「北海道百科」
(上写真)より抜粋


「在宅療養で患者元気に」 北美原クリニック理事長 遠藤明太
 以前に勤務していた函館五稜郭病院循環器内科では主に急性期の患者を診療していました。極めて忙しい病院で、目の回るような忙しさで毎日が過ぎていきました。忙しくも充実した日々の診療を続けるうちに自分のなかに、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病をキチンと治療することで、心筋梗塞や心不全に陥る前の段階で病気の進行を食い止められるのではないかという思いが強くなりました。
 それを実行するのは、病気を最終段階までみ続けている自分が一番適任ではないかという、ややうがった気持ちもあり、開業という道を選択するに至ったのです。
 経験を生かし、病気の早期発見と適切な治療医への紹介、さらに治療後のフォローアップまで、責任をもって行うことが私の使命だと考えています。
開業後は、地域の皆さんに病気に対する知識を深めていただく講演なども積極的に行っています。さらに「かかりつけ医」として、プライマリーケアを充実させていきたいと考えています。
 当院は在宅医療にも力を注ぎ、在宅療養支援診療所にも登録しています。岡田理事長はかつて、五稜郭病院の消化器外科医として勤務。栄養やPEG(胃に直接管を通し栄養補給する方法)、さらにがん患者に対する知識が深いため、脳梗塞後に自力摂取できずPEGを挿入された方や、末期がんで、余生を自宅で過ごしたいと願う患者さんの希望もかなえられるよう、地域の「かかりつけ医」として二人三脚で頑張っていこうと考えています。

北美原クリニック基本情報へ