南北海道グループホーム協会 第11回南北海道認知症フォーラム開催

北海道新幹線の開業を記念、東北・青森からの講師による講演も

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■350名が参加してのフォーラムで挨拶する林崎会長

認知症高齢者の福祉の充実を目指す南北海道グループホーム協会(林崎光弘会長、会員数76事業所)が10月8日、函館市内のホテルで『南北海道認知症フォーラム』を開催した。
同フォーラムは、グループホーム等で認知症介護に携わる職員の資質向上と一般市民へ認知症についての正しい理解を普及するための講演会で今回が11回目。
今回は特に今年3月の北海道新幹線が開業を記念し、青森県のグループホーム事業者団体にも開催を案内、「青函サミット~心ひとつに~」とのタイトルで開催された。
同協会会員施設職員のほか、一般市民も交えて350名が会場に詰め掛け、林崎会長の開会挨拶の後、前田一男衆議院議員が開催に当たっての祝辞を述べた。
続いて、函館市保健福祉部高齢福祉課の佐藤進二課長が、本年8月末で高齢化率32.8%の函館市が平成37年には高齢者人口に対する認知症高齢者の割合が推計で14.2%となるなど、函館市における認知症施策の推進について行政報告した。
repo_11ninchiforum_02講演では、医療法人サンメディコ理事長・下田肇氏による「青森県における認知症のケアと医療の現状と特色」。認知症介護研究・研修仙台センター主任研修研究員・矢吹知之氏による「地域に広がる認知症カフェのあり方と実践方法」。弘前大学大学院医学研究科脳神経内科学講座神経内科教授・東海林幹夫氏による「認知症の診断と治療」の講演が行われ、参加者が熱心に耳を傾け、南北海道グループホーム協会副会長の平山洋一氏の閉会挨拶で終了した。

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