『がん術後のリンパ浮腫(ふしゅ)を治療』

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医療リンパドレナージセラピスト認定書

 

がん治療の成績が向上する一方で、治療後に起きる様々な後遺症に悩まされる患者さんが少なくありません。
 乳がんや子宮がんなどの術後に見られることのある「リンパ浮腫」もそのひとつで、手や足にリンパ液がたまり、むくみやだるさ、疲れやすさなどの症状があり、がんより辛く苦しい…と訴える患者さんが数多くいます。全国で「リンパ浮腫外来」を設ける医療機関が増えているのも、そのような症状が少なくないことを表しているのでしょう。

 私が「リンパ浮腫」の治療をはじめたのは、雑誌に掲載されている記事を読んだのがきっかけです。当時、訪問看護ステーションに勤めており、仕事は充実していましたが、患者さんの辛く苦しい症状を改善するためには、より専門的な知識を身に付け手技や専門性を持つ必要があると考えたのです。

 日本医療リンパドレナージ協会主催の講習会に通い「医療徒手リンパドレナージセラピスト」の資格を取得。リンパ浮腫治療室を開設するまでには、太田区の『後藤学園附属リンパ浮腫治療室』での研修を終え、フェルディ式マニュアルリンパドレナージによる複合的理学療法セラピストとしての認定を受けました。この資格は日本では国家資格ではありませんが、ドイツでは国家資格として認められており保険適応にもなっている治療法です。

 リンパ浮腫には、4つの治療法を用いて一人ひとりの患者さんの症状に合わせた治療メニューを作成し、治療を行ってゆきます。また、患者さんの生活の質をより向上させるため日常生活におけるセルフケアの指導も併せて行っています。

 4つの治療法とは①病態把握とスキンケア②セラピストによるソフトな手技③圧迫療法④運動療法で、これらの治療法を組み合わせた複合的理学療法を施し、滞ったリンパ液の流れを促してむくみなどを改善してゆきます。

 希望される患者さんには主治医と連携しながら治療を進めています。治療で自宅、入院先への出張も行っております。症状や重症度によっても異なりますが、1時間から1時間半程度の治療時間を頂きます。
 辛い症状でお悩みの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。 
 TEL.090-2057-6948

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