創業70周年迎えた道内トップクラスの文房具専門店  

株式会社 石田文具  北斗市七重浜2丁目45番5号 TEL 0138-49-3171 http://www.ishidabungu.co.jp/

アイテム数30万点の石田文具

万年筆などのステーショナリーを始め画材や工芸材料、さらに事務機器など30万アイテムの品揃えを誇る道内トップクラスの文房具専門店を北斗市七重浜に展開する㈱石田文具(代表取締役 石田直孝氏)が創業70周年を迎えた。

創業の原点は食品・文房具販売の石田商店

   同社創業の原点は昭和27年3月1日、現代表の祖父石田光雄氏が、函館市港町(現市立函館病院のあたり)で当時、国鉄の官舎が軒を並べていた土地の一角を借りて開業した石田商店。「国鉄を退職した父が自分の小遣い稼ぎに始めた一銭店屋」と話すのは、同社代表取締役会長の石田光廣氏。菓子類に加えてノートなどの文房具を販売する個人商店だった。
 昭和41年から官公庁や民間企業への文房具・事務機の納品を開始。同53年には北斗市(当時の上磯町)七重浜に事務用品専門店を開店。平成4年の全面改装を経て、平成12年6月には売場面積228坪という道内トップクラスの文房具専門店となった。

石田文具オリジナル商品や限定品も販売

 1階は文房具、2階は画材や工芸材料などを扱い、そのアイテム数は30万点。その中には石田文具のオリジナル商品もある。『函館トワイライトブルー』など9種類ある万年筆用のオリジナルインクもそのひとつ。石田文具ではユーザー愛用の万年筆をペンドクターが調整や修理をするペンクリニックを開催しているが、この開催に併せて平成25年からインク工房を始めた。インクブレンダーがユーザーの要望を聞きオーダーメイドのインクを調合するもので、店舗1階の売場にもオリジナルインクのコーナーがある。「廉価な万年筆にお好みの色のインクを入れて楽しむ方もいらっしゃいます」と店長の後藤理香さんは、その楽しみ方を話している。

石田文具オリジナルインクと『TIMELINE for JAPAN』

 また石田文具では油性ボールペン「TIMELINE(タイムライン)」を販売している。10年前に東日本大震災の復興を願った企画を復刻した『for JAPAN』と希望の光をテーマとした『re-start』の2種類。『for JAPAN』は、日の丸をイメージした白色と赤色の2色(各税込5720円)。『re-start』は様々の光をモチーフとした5色(各税込3850円)のタイプがある。この商品は石田文具のようなパイロットプレミアムメンバーズ限定商品で、いずれも1本あたり500円が日本赤十字社に寄付される。


(取材日:2022年6月20日)